- 結論: 札幌市が10/13に更新した下水サーベイランスで、10/5〜10/11の週の下水中の新型コロナウイルスのRNA濃度は15,100コピー/リットルで、前の週(8,220コピー/リットル)の1.8倍に増えました。インフルエンザA型は5,920コピー/リットルで前週(7,830)の0.8倍に減り、B型は不検出でした。
- 対象者: 札幌市内で、新型コロナやインフルエンザの今の広がり方を知りたい人。高齢の家族や子どもがいて、人の多い場所へ行く前に確かめたい人。
- 今どうすればよいか: 市は新型コロナについて「ウイルス濃度は前週から増加しており、今後の動向に注意が必要」、インフルエンザA型について「前週から減少していますが、今後の動向に警戒が必要」と書いています。患者数(定点医療機関あたりの報告数)は市の別のページにあり、最新の第40週(9/28〜10/4)は、インフルエンザが札幌市10.95(前の週は3.98)、新型コロナが1.5(前の週は0.86)です。
- 最終確認: 2026年10月13日 18時
- 確認の種類: 公式で確認済み(札幌市「下水サーベイランス」のページ、2026年10月13日更新)
- まだ確認できていないこと: 10/5〜10/11の週の患者数(定点あたり報告数)は、10/13時点の市のページにまだ載っていません。来週以降の見通しも、市のページには書かれていません。当月分の数値は暫定値で、後から直ることがあります。
目次
10/5〜10/11の結果(札幌市)
| ウイルス | 項目 | 10/5〜10/11 | 前週 | 前週比 |
|---|---|---|---|---|
| 新型コロナウイルス | 下水中のRNA濃度 | 15,100コピー/リットル | 8,220コピー/リットル | 1.8倍 |
| 新型コロナウイルス | 下水からの検出率 | 100%(5検体/5検体) | 100% | ±0ポイント |
| インフルエンザA型 | 下水中のRNA濃度 | 5,920コピー/リットル | 7,830コピー/リットル | 0.8倍 |
| インフルエンザA型 | 下水からの検出率 | 100%(5検体/5検体) | 100% | ±0ポイント |
| インフルエンザB型 | 下水中のRNA濃度・検出率 | 不検出(0%、0検体/5検体) | 不検出 | ― |
出典: 札幌市「下水サーベイランス」(2026年10月13日更新)。
患者数(定点あたり報告数)。インフルエンザは第40週に札幌市で10.95へ
市の「定点あたり報告数」のページ(2026年10月9日更新)の最新週は、第40週(9月28日〜10月4日)です。第35週から第40週の、定点医療機関あたりの患者報告数は次のとおりです(出典: インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症)。
| 病気・地域 | 第35週 | 第36週 | 第37週 | 第38週 | 第39週 | 第40週 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| インフルエンザ 札幌市 | 1.12 | 2.31 | 3.86 | 5.14 | 3.98 | 10.95 |
| インフルエンザ 北海道 | 1.62 | 1.82 | 2.96 | 4.18 | 4.52 | 9.21 |
| インフルエンザ 全国 | 1.76 | 3.29 | 5.54 | 8.48 | 7.17 | 11.35 |
| 新型コロナ 札幌市 | 0.5 | 1.19 | 1.31 | 1.83 | 0.86 | 1.5 |
| 新型コロナ 北海道 | 0.69 | 1.09 | 1.51 | 1.7 | 0.88 | 1.19 |
| 新型コロナ 全国 | 1.47 | 2.08 | 2.44 | 2.65 | 1.25 | 1.51 |
下水の調査(10/5〜10/11の週)とは、週が1週ずれています。下水中のインフルエンザA型の濃度は前週より下がっていましたが、患者の報告数は、9/28〜10/4の週に札幌市で3.98から10.95へ増えています。2つの数字は週も測っているものも違い、市は、患者報告数の増減を補う指標として下水の調査を続けていると説明しています。10/5〜10/11の週の患者報告数は、10/13時点の市のページにまだ載っていません。
高齢者のインフルエンザ・新型コロナの定期接種は10/1に始まっています(高齢者の定期接種の記事)。
2つの数字の読み方(市の説明)
- 下水中のウイルスRNA濃度: 下水1リットルに含まれるウイルスの遺伝子の数(コピー)です。値が大きいほど、下水の処理区域内に感染者が多くいると推定されます。降雨の影響を補正し、1週間に測った全検体の幾何平均(相乗平均)を示しています。
- 下水からの検出率: 1週間に分析した検体のうち、ウイルスの遺伝子が検出された(検出限界は93コピー/リットル)検体の割合です。値が大きいほど、感染の広がりが進んでいると推定されます。今週は新型コロナもインフルエンザA型も100%で、前週と変わりません。
- 「不検出」は、ウイルスが全く存在しないという意味ではなく、検出限界未満だったという意味です(市の注記)。
- 当月分の数値は暫定値で、確定後に数値やグラフが直されることがあります。
この調査のしくみ(市の説明)
- 対象の施設は、創成川水再生プラザ、豊平川水再生プラザ(2系統)、新川水再生プラザ(2系統)です。
- 調べるのは、流入する下水中の新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスのRNA濃度で、測定は週1回です(2023年9月までは週3回でした)。
- 調査の期間は、新型コロナが2021年2月から、インフルエンザA型が2022年10月から、B型が2025年1月からです。
- 市は、定点医療機関から報告される患者数の増減を補う指標として、この調査を続けていると説明しています。症状の有無や受診、検査の数に左右されず、無症状の感染者も含めた状況を反映する指標として期待されているとも書かれています。
下水からの感染リスクについて(市の説明)
下水サーベイランスは、下水から感染する危険を調べるものではなく、地域の感染状況を映す「情報源」です。測っているのはウイルスの遺伝物質(RNA)の一部で、検出されたことが、感染力のあるウイルスがいることを意味するとは限りません。市はWHO(世界保健機関)の公表を引いて、感染者の糞便から新型コロナウイルスに感染するリスクは低く、下水から感染するリスクは低いと考えられると書いています。
この記事は2026年10月13日時点の情報です。数値は毎週変わります。最新の結果は札幌市のページで確かめてください。札幌市内のほかの記事は、札幌市の記事一覧にあります。
アイキャッチ: AIで作成したイメージ(実在の施設ではありません)
