札幌市で保護者の急な用事のときに子どもを預けられる公的な仕組みは、主に4つあります。保育所などの一時預かり(1日単位、料金の上限は1,200円から2,700円)、「こども緊急サポートネットワーク」(病児・病後児や急な残業などの預かり、30分あたり500円)、日常的な預かりの「さっぽろ子育てサポートセンター」(30分あたり350円から)、児童養護施設などでの「子どもショートステイ」(原則7日以内)です。申込先と料金は仕組みごとに違います(札幌市子育てサイトの各ページ)。
4つの仕組みを比べる
| 仕組み | 向いている場面 | 料金 | 申込 |
|---|---|---|---|
| 保育所などの一時預かり | 就労、通院、冠婚葬祭、リフレッシュで1日預けたい | 1日の上限 1,200円〜2,700円(給食は別) | 施設に直接問い合わせ |
| こども緊急サポートネットワーク | 子どもの急な発病、急な残業や出張 | 30分あたり500円〜(夜は600円、宿泊は10,000円〜) | 事前の会員登録、利用は前日または当日に連絡 |
| さっぽろ子育てサポートセンター | 保育園などの送り迎え、終了後の預かり | 30分あたり350円〜(2人目以降は150円〜) | 説明会で会員登録、事前の顔合わせ |
| 子どもショートステイ | 病気、出産、出張などで数日間養育できない | 1日あたり 0円〜5,350円 | 区の健康・子ども課子ども家庭福祉係、児童相談所 |
保育所・認定こども園・幼稚園の一時預かり。1日単位で、料金は上限が決まっている
札幌市のページによると、認可の保育施設(保育所、認定こども園、幼稚園)に、1日単位で預けることができます。保育所などに在籍していない就学前の子が対象で、対象年齢は施設で違います。利用は、保護者が施設に直接問い合わせて申し込みます。
利用できる理由は、就労や就学、通院や入院、一時的な体調不良、親族の介護や看護、ボランティア、冠婚葬祭などです。保護者の育児に伴う心理的・肉体的な負担の解消(リフレッシュ)も理由になります。保育を必要とする理由を証明する書類の提出が求められます。利用できる日は原則として月曜日から土曜日で、日曜・祝日と12月29日から1月3日は閉園です。
| 理由 | 3歳未満 | 3歳以上 |
|---|---|---|
| 就労、就学、通院、冠婚葬祭など | 2,000円 | 1,200円 |
| リフレッシュなど | 2,700円 | 1,600円 |
この金額は上限で、施設ごとに利用料を決めています。給食を希望すると昼食代が別にかかり、実費を集める施設もあります。事前登録が必要かどうかも施設ごとに違います。問い合わせ先は、札幌市子ども未来局子育て支援部施設運営課(011-211-2986)です。
こども緊急サポートネットワーク。病児・病後児、急な残業、宿泊の預かり
札幌市のファミリー・サポート・センター事業の一つで、子どもの急な発病で保育園などに預けられないときの病児・病後児の預かり、急な残業などの緊急の預かり、急な出張などでの宿泊の預かりを行います。会員登録は無料で、札幌市内に住んでいるか勤務先がある、0歳から小学校6年生の子を育てる家庭が対象です。
| 区分 | 時間 | 料金 |
|---|---|---|
| 病気以外の預かり | 月〜日曜 7時30分〜18時00分 | 30分あたり500円 |
| 病気以外の預かり(夜) | 月〜日曜 18時00分〜23時00分 | 30分あたり600円 |
| 病児・病後児の預かり | 月〜土曜 7時30分〜18時00分 | 30分あたり500円 |
| 宿泊 | 保育園・学童の終了時から登園・登校まで | 3歳以上10,000円、3歳未満12,000円 |
病児の宿泊は行っていません。送迎の交通費やおやつなどは実費です。病気の子の預かりは、病院の受診が前提で、状態によっては預かれないことがあります。
依頼は、そのつど事務局が受け付けて、預かれる提供会員を探します。宿泊を除いて、前日または当日の受付で、宿泊は前日12時までに連絡します。使うには事前の会員登録が必要で、事務局の事前登録面談か、各区のこそだてインフォメーションの説明会に参加します。事務局は011-621-6626です。
さっぽろ子育てサポートセンター。送り迎えや終了後の預かり
日常的な預かりを担う事業で、保育園や幼稚園などへの送り迎え、保育園・幼稚園・学校・児童クラブの終了後の預かりなどを行います。預かりは原則として提供会員の自宅で行います。利用できる時間は6時から22時までです。
| 子ども | 月〜金曜 7〜19時 | 土日祝・年末年始・上記以外の時間 |
|---|---|---|
| 1人目 | 350円/30分 | 400円/30分 |
| 2人目以降(1人につき) | 150円/30分 | 200円/30分 |
利用の前に、会員同士の顔合わせ(マッチング)があり、原則として顔合わせした会員が援助します。依頼は、利用日の1か月前から調整できます。依頼会員になるには、原則として事前登録説明会への参加が必要です。センターの説明会は第2・第4土曜日の9時30分から10時30分で、前日16時までの申込みが必要です。問い合わせは、さっぽろ子育てサポートセンター(011-623-2415、月〜金曜と第2・第4土曜の8時45分から17時15分)です。
子どもショートステイ。保護者が数日間、養育できないとき
病気、出産、看護、事故、出張、冠婚葬祭などで、保護者が一時的に子どもを養育できない場合に、児童養護施設などで原則7日以内、預かる制度です。札幌市内に住む18歳未満の子が対象です。預け先は、市内の児童養護施設や乳児院6か所(南区、中央区、北区2か所、豊平区、白石区)と、里親です。
| 世帯 | 2歳未満 | 2歳以上 |
|---|---|---|
| 生活保護世帯 | 0円 | 0円 |
| 市民税非課税世帯 | 1,100円 | 1,000円 |
| その他の世帯 | 5,350円 | 2,750円 |
利用料は1日あたりです。ひとり親家庭で市民税非課税の場合は生活保護世帯と同じ、ひとり親家庭で課税の場合は非課税世帯と同じ利用料になります。申込は、住んでいる区の健康・子ども課子ども家庭福祉係か、札幌市児童相談所に問い合わせて、申請書と所得証明書などを出します。児童相談所の電話は、中央区・北区・東区・南区・西区・手稲区が011-622-8630、白石区・厚別区・豊平区・清田区が東部児童相談所の011-863-6290です。健康状態や空き状況によっては、預かれないことがあります。
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情報源
- 札幌市子育てサイト「認定こども園・幼稚園・保育所での一時的な預かり」(2025年3月24日更新): https://kosodate.city.sapporo.jp/mokuteki/azukeru/hoiku/ninka/1098.html
- 札幌市子育てサイト「札幌市こども緊急サポートネットワーク」(2025年10月22日更新): https://kosodate.city.sapporo.jp/mokuteki/azukeru/ichiji/850.html
- 札幌市子育てサイト「さっぽろ子育てサポートセンター」(2026年3月31日更新): https://kosodate.city.sapporo.jp/mokuteki/azukeru/ichiji/837.html
- 札幌市子育てサイト「子どもショートステイ」(2026年3月2日更新): https://kosodate.city.sapporo.jp/mokuteki/azukeru/ichiji/3196.html
アイキャッチ写真: 玄関ベンチの子ども用リュックと水筒(AIで作成したイメージ)
