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札幌市の子どもの定期予防接種は無料|おたふくかぜは任意接種に3,000円助成、MRの特例接種は2027/3/31まで

札幌市の子どもの定期予防接種(A類)は、市内の実施医療機関で受けると、接種費用は無料です。BCGだけは、医療機関ではなく各区の保健センターで受けます。定期の対象外の任意接種は自己負担ですが、おたふくかぜワクチンは、生後12か月以上36か月未満で1回、3,000円の助成があります。麻しん風しん(MR)ワクチンは、供給の偏りで令和6年度に受けられなかった人を対象にした特例が、令和9年(2027年)3月31日まで続いています(2026年10月時点)。

目次

無料と自己負担の線引き

  • 定期予防接種: 予防接種法に基づいて市町村が行う接種です。対象者の接種費用は、原則として無料です。対象になる人(保護者)は、予防接種を受けるよう努力する義務があります
  • 任意予防接種: 本人や保護者の判断で受ける接種で、費用は自己負担です
  • 定期接種のワクチンを、対象の年齢などの外で受けるときは、任意接種になります
  • 札幌市の「子どもと妊婦の予防接種」はA類で、費用は無料です。高齢者の予防接種はB類で、一部が自己負担です

子どもの定期予防接種: 対象と回数

札幌市の「予防接種全般について」のページ(2026年9月11日更新)に載っている、子ども向けの定期予防接種です。接種の間隔や標準的な時期は、ワクチンごとに細かく決まっているので、ここには対象と回数だけを書きます。

ワクチン 対象 回数
BCG 1歳に至るまで(標準的な時期は生後5か月から8か月未満) 1回
五種混合(ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ) 生後2か月から90か月(7歳6か月)に至るまで 4回
二種混合(ジフテリア・破傷風) 11歳以上13歳未満(標準的な時期は11歳から12歳に達するまで) 1回
麻しん風しん混合(MR) 第1期は生後12か月から24か月に至るまで、第2期は5歳以上7歳未満で小学校就学前の1年間 各1回
ヒブ 接種を開始する時期により異なる。令和6年4月以降に接種を始める人は、五種混合での接種 1〜4回
小児用肺炎球菌 生後2か月から60か月に至るまでに接種を開始(開始時期により異なる) 1〜4回
水痘(水ぼうそう) 生後12か月から36か月に至るまで。かかったことがある人は対象外 2回
HPV(ヒトパピローマウイルス) 小学校6年生から高校1年生の年齢に相当する女子(標準的な時期は中学校1年) 2〜3回
ロタウイルス ロタリックスは出生6週0日後から24週0日後まで、ロタテックは6週0日後から32週0日後まで 2回または3回
日本脳炎 第1期は生後6か月から90か月(7歳6か月)に至るまで、第2期は9歳以上13歳未満 第1期3回、第2期1回
B型肝炎 1歳に至るまで 3回

妊婦向けには、RSウイルス母子免疫ワクチンが、令和8年(2026年)4月1日から定期接種になりました。妊娠28週0日から36週6日の人が、妊娠ごとに1回受けられます。

MRワクチン: 2027年3月31日までの特例と、年長さんの第2期

札幌市の「麻しん風しんワクチン」のページ(2026年10月2日更新)には、MRワクチンの供給状況の影響で、令和6年度の接種を逃した人を対象にした特例が載っています。該当する人は、予約と接種のときに、医療機関に申し出ます。

  • 第1期の特例: 令和4年4月2日から令和5年4月1日生まれで、ワクチンの偏在などで接種を受けられなかった人。特例の期間は令和9年3月31日までです
  • 第2期の特例: 平成30年4月2日から平成31年4月1日生まれで、同じ事情で受けられなかった人。特例の期間は令和9年3月31日までです
  • 令和9年4月に小学校に入学する子: 令和2年4月2日から令和3年4月1日生まれの年長クラスの子は、第2期のMRを令和9年3月31日までの間に無料で受けられます
  • 効果: 1回目の接種による免疫の獲得率は93〜95%以上、2回目は97〜99%以上と報告されているとページに書かれています

おたふくかぜ: 任意接種に3,000円の助成

札幌市の「おたふくかぜ任意予防接種の一部費用助成について」のページ(2025年12月23日更新)によると、助成は次のとおりです。

  • 対象: 札幌市に住んでいる、生後12か月以上36か月未満の人。おたふくかぜワクチンの接種歴がある人と、おたふくかぜにかかったことがある人は対象外です
  • 回数と金額: 1回、3,000円
  • 支払い: 医療機関では、接種にかかった実費から助成金額を引いた金額を払います
  • 接種できる医療機関: 予防接種実施医療機関名簿に載っているところです。住んでいる区以外の医療機関でも受けられます。札幌市外の医療機関で受けると、助成の対象外です
  • 持ち物: 氏名・生年月日・住所が書かれたもの(マイナンバーカード、資格確認書など)、母子健康手帳、予診票。予診票は、札幌市のページからダウンロードできるほか、実施医療機関でも配られています。予診票に保護者の署名がないと、接種を受けられません

おたふくかぜワクチンは、定期接種ではなく任意接種で、1歳以上が対象の1回接種です。ページには、札幌市は、1回の接種で9割の人が抗体を獲得するとしていること、副反応として、軽いものは発熱や耳下腺の腫れ、無菌性髄膜炎は0.03%から0.06%の頻度で報告されていること、自然感染による髄膜炎の頻度は1.24%であることが書かれています。

BCGは区の保健センター、ほかは医療機関

BCGは、札幌市では各区の保健センター(健康・子ども課)で接種しています。ほかの定期予防接種は、実施医療機関で受けます。実施医療機関は、「医療機関名簿(子どもと妊婦の予防接種)」のページで見られます。

保健センター(区) 住所 電話
中央区 札幌市中央区南3条西11丁目(中央区複合庁舎4階) 011-205-3351
北区 札幌市北区北25条西6丁目 011-757-1185
東区 札幌市東区北10条東7丁目 011-711-3211
白石区 札幌市白石区南郷通1丁目南8番1号(白石区複合庁舎3階、4階) 011-862-1881
厚別区 札幌市厚別区厚別中央1条5丁目3番2号(厚別区役所3階) 011-895-1881
豊平区 札幌市豊平区平岸6条10丁目(豊平区役所内) 011-822-2469
清田区 札幌市清田区平岡1条1丁目2番1号(清田区総合庁舎内) 011-889-2047
南区 札幌市南区真駒内幸町1丁目 011-581-5211
西区 札幌市西区琴似2条7丁目 011-621-4241
手稲区 札幌市手稲区前田1条11丁目(手稲区役所内) 011-681-1211

電話の受付は、月曜日から金曜日の8時45分から17時15分です(祝日と年末年始を除く)。

日本脳炎: 特例の対象になる人もいる

  • 日本脳炎ワクチンは、平成28年4月1日から定期予防接種になっています。市内の実施医療機関で受けると無料です
  • 平成17年度から平成21年度にかけて、積極的な勧奨を差し控えていたため、接種の機会を逃した人のための特例措置があります。札幌市で定期接種を行うときにも適用されます
  • 平成21年10月2日以降に生まれた人: 第1期は生後6か月から90か月(7歳6か月)に至るまでに3回(6日以上あけて2回、その後6か月以上あけて1回)、第2期は9歳以上13歳未満の1回です。標準的な年齢は、初回が3歳、追加が4歳、第2期が9歳です
  • 平成19年4月1日以前に生まれた20歳未満の人も、特例措置の対象です。くわしい条件は、日本脳炎ワクチンのページに書かれています

札幌市外で受けるとき: 里帰り出産などは費用の助成がある

  • 対象: 札幌市に住民票があり、里帰り出産、DVによる緊急避難などの家庭の事情、被接種者や保護者の長期療養、進学などで一時的に市外に住んでいる、のいずれかの理由で、市外の医療機関で子どもの定期予防接種(A類)を受けた人
  • 助成の額: 札幌市が実施医療機関と契約している金額が上限です
  • 申請期限: 予防接種を受けた日から1年以内です
  • 事前の手続き: 原則として、事前に予防接種依頼書の交付を受けることが必要です。各区の保健センターに「予防接種実施依頼書発行申請書」を出します。予防接種のあとは、予診票の原本を保健センターに出します
  • 申請に要るもの: 定期予防接種費用助成費支給(償還)申請書、住所を確認できる書類、振込先口座がわかるもの、印鑑(申請者名義の口座への振込みなら不要)、予診票・予防接種済証または母子健康手帳の写し、費用と種類が書かれた領収書(複数を同時に受けたときは内訳が必要)
  • 申請先: 住んでいる区の健康・子ども課(保健センター)

ほかのワクチンを受けるときの間隔と、けがをしたとき

  • 別の種類のワクチン: 令和2年10月1日から、注射の生ワクチン同士だけ、接種してから27日以上あけます。そのほかの組み合わせでは、間隔の決まりがなくなりました。五種混合、ヒブ、小児用肺炎球菌のように、同じワクチンを何回か受けるときは、それぞれ決められた間隔を守ります
  • 定期接種の健康被害: 予防接種法に基づく健康被害救済制度の給付を受けられる場合があります
  • 任意接種の健康被害: 医薬品副作用被害救済制度の対象になる場合があります。札幌市が実施したり費用を助成したりした任意接種で、死亡または障害3級相当以上の障害を負い、症状と接種との因果関係が認められれば、市が加入している保険からも給付を受けられます

確認できなかったこと

各ワクチンの標準的な接種時期と、接種の間隔の細かい決まりは、この記事には載せていません。接種できる医療機関の名簿、予診票の入手先のリンク、HPVワクチンの追加接種(キャッチアップ)の最新の条件は、公式ページで確認してください。接種を受ける日の予約のしかたは、医療機関ごとに違います。

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情報源

アイキャッチ写真: AIで作成したイメージ(実在の施設ではありません)

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