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札幌市が円山動物園にヒグマ対策の電気柵、9/29設置|2025年度の出没は過去最多363件、市立学校7校も10月中旬に

札幌市は2026年9月29日、円山動物園の東側、林に面したフェンスに沿って800メートルの電気柵の設置を始めました。2025年度のヒグマの出没が過去最多の363件だったことを受けた対策で、山に近い市立学校7校にも10月中旬までに設置します。

目次

円山動物園の東側に800メートル(2026年9月時点)

HBCニュース北海道とSTVニュース北海道(いずれも9月29日配信)によると、電気柵は円山動物園の東側、林に面したフェンスに沿って800メートルにわたって張りめぐらせます。設置を始めたのは9月29日です。

HTB北海道ニュース(9月29日配信)によると、電気柵はクマが匂いを嗅ごうと近づくと鼻先に触れ、電気が流れる仕組みです。

去年、クマの侵入で4日間閉鎖

STVによると、2025年は円山動物園でクマの出没が相次ぎ、園は4日間閉鎖されました。園内に設置した箱わなにかかったクマ1頭を駆除したといいます。HTBは、開園以来初めてクマ1頭が柵を乗り越えて侵入し、一時休園になったと伝えています。

円山動物園のマサイキリン
円山動物園のマサイキリン(電気柵とは別の場所。パブリックドメイン)

2025年度の出没は過去最多の363件、市立学校7校にも設置

HBCによると、2025年度の札幌市内のクマの出没は過去最多の363件にのぼりました。市は「ヒグマ基本計画」を一部改定し、人が多く山に近い市内の施設8か所に電気柵を設置することを決めました。

円山動物園のほか、山に近い札幌旭丘高校など市立学校7校にも、10月中旬をめどに電気柵を設置する予定です。

2026年のクマ出没は9月29日までに58件、過去最少のペース

STVによると、2026年のクマ出没は9月29日までに58件にとどまり、過去最少のペースです。2025年に市街地でのクマの捕獲が多かったことが一因とみられるものの、これから冬にかけて油断はできないとしています。

札幌市環境局環境共生担当課の朝倉卓也さんは、どんぐりが不作の年はエサを探してクマの出没が増えることがあるため、注意が必要だと話しています。

市の狙いは「すみわけ」

HBCが伝えた朝倉さんの話では、人とヒグマのすみわけが重要になるとして、市街地や畑にヒグマが来ないよう、山の奥で暮らしてもらえるような取り組みを続けたいとしています。

STVが伝えた朝倉さんの説明によると、ヒグマは一定のなわばりを持って生活する動物ではなく、広い森の中を移動しながら「ここから先には来てほしくない」「向こうに行こうとすると嫌なことがある」と覚えてもらうことも電気柵の狙いの一つだといいます。

目撃が多い地区ではクマ対策のごみ箱も

STVによると、クマの目撃が多い地区では、クマに開けられないようロックがかかった鉄製のごみ箱が試験的に設置されています。クマに人間の食べ物の味を覚えさせないためには、ごみの扱いにも注意が必要だとしています。

ここからは公式の情報ではなく、SNSの投稿です。Yahoo!リアルタイム検索で「円山動物園 電気柵」を含む直近5日の投稿15件のうち、報道の共有を除いた感想は少なく、円山動物園の周辺にはエゾリスも出入りするため、小動物が感電しないか心配する投稿が1件ありました。

情報源

札幌市内のほかの記事は、札幌市の記事一覧にあります。

アイキャッチ写真: 円山原始林の入口の標柱(2023年10月撮影。撮影 LiCheng Shih/CC BY 2.0、文字を加工)

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