札幌市は、住民登録のある妊婦に、14回分の妊婦健診に使える「妊婦一般健康診査等受診票」を渡しています。受診票は、各区の保健センターで母子健康手帳の交付にあわせて受け取ります。市の助成額は、1回目が25,240円、診察と尿検査だけの回が1,020円で、超音波検査は6回まで1回5,300円です(令和8年6月分から)。産後は、産婦健診が1回5,000円を上限に2回まで助成され、産後ケア事業は宿泊型が1泊7,500円、日帰り型が1日2,500円です(住民税非課税世帯と生活保護世帯は2,500円と1,000円)(2026年10月時点)。
妊婦健診: 受診票は14回分、保健センターで受け取る
- 対象: 札幌市に住民登録がある妊婦です
- 受け取り方: 病院で妊娠届出書を書いてもらい、住んでいる区の保健センターで、母子健康手帳と一緒に「妊婦一般健康診査受診票」を受け取ります
- 使える機関: 北海道内の産科婦人科の委託医療機関と委託助産所では、受診票を必ず持っていきます。北海道外の産科婦人科医療機関・助産所は、受診にかかった費用の一部を、申請によって助成します(海外の医療機関は除く)
- 助産所で使える回: 2回目、3回目、4回目、6回目、7回目、8回目、9回目、10回目、12回目、13回目、14回目の受診票と、超音波検査です
妊婦さんが受診することが望ましい回数は、札幌市の子育てサイトでは、妊娠初期から23週までが4週間に1回、24週から35週までが2週間に1回、36週から出産までが週1回とされています。
回ごとの助成額: 1回目が25,240円、あとは1,020円から6,680円
札幌市の「妊婦健診費用の一部公費負担」のページに載っている、市が助成する額です。診療報酬の改定に伴い、令和8年6月分から、一部の額が変わりました。表の金額は、窓口で払う額ではなく、市が受診票で助成する金額です。
| 受診票の回 | 助成額(令和8年6月分から) | 令和8年5月分まで | 検査項目 |
|---|---|---|---|
| 1回目 | 25,240円 | 24,790円 | 問診・診察、血圧・体重測定、尿検査、末梢血液一般検査、血糖、血液型(ABO・Rh)、HIV抗体価、不規則抗体、梅毒血清反応、B型肝炎抗原、C型肝炎抗体、風疹ウイルス抗体価、トキソプラズマ抗体、HTLV-1抗体、子宮頸がん検診、クラミジア、細菌性膣症 |
| 2・3・4回目 | 1,020円 | 1,010円 | 問診・診察、血圧・体重測定、尿検査 |
| 5回目 | 4,690円 | 4,680円 | 問診・診察、血圧・体重測定、尿検査、末梢血液一般検査、常用負荷試験(血糖) |
| 6・7・8・9回目 | 1,020円 | 1,010円 | 問診・診察、血圧・体重測定、尿検査 |
| 10回目 | 3,120円 | 3,110円 | 問診・診察、血圧・体重測定、尿検査、ノンストレステスト |
| 11回目 | 6,680円 | 6,670円 | 問診・診察、血圧・体重測定、尿検査、末梢血液一般検査、B群溶血性レンサ球菌(GBS)検査 |
| 12・13回目 | 3,120円 | 3,110円 | 問診・診察、血圧・体重測定、尿検査、ノンストレステスト |
| 14回目 | 3,120円 | 3,110円 | 問診・診察、血圧・体重測定、尿検査 |
| 超音波検査 | 5,300円(変更なし) | 5,300円 | 1から14回目の受診票と組み合わせて、6回まで使います |
- 自己負担: 医師の判断で、上の項目以外の検査をしたときや、医療保険が使える検査の費用は、自己負担です。医師に相談するよう案内されています
- HTLV-1抗体検査: 1回目の検査項目に入っています。札幌市は、ヒト白血病ウイルス-1型抗体検査を、助成の対象に追加しています
引っ越したとき、里帰りのとき
- 札幌市へ転入した人: 他の市町村での受診が合計14回未満なら、札幌市の受診票と交換します。他の市町村で渡された受診票と母子健康手帳を持って、保健センターで申請します
- 札幌市から転出した人: 住民票を市外に移した日以降の受診には、札幌市の受診票を使えず、助成も受けられません。新しく住む市町村に問い合わせます
- 里帰り分娩: 札幌市の受診票は、北海道外の医療機関では使えません。医療機関でいったん全額を払い、償還払いを申請すると、妊婦健診にかかった費用の一部が助成されます(海外の医療機関は除く)。領収書が必要なので、なくさないよう案内されています
双子など多胎妊娠: 14回を超えた健診に上限5,000円を5回まで
- 対象: 札幌市に住民票がある、多胎妊娠の人
- 補助の対象になる費用: 受診票によらずに受けた健診に直接かかった費用。医療保険が適用される診療費と、海外で受けた健診の費用は含みません
- 金額: 1回の健診につき上限5,000円で、5回までです。償還払いです。1回の費用が5,000円未満のときは、実際にかかった額が補助されます
- 申請先: 住民票のある区の保健センターです。申請書、母子健康手帳(多胎妊娠が確認できる書類の写し)、札幌市の受診票、領収書(妊婦の氏名、受診日、金額、医療機関名が書かれているもの)、預金通帳を出します
- 申請期間: 最後に妊婦一般健康診査を受けてから1年以内です
産婦健診: 産後2回まで、1回5,000円が上限
- 対象: 令和6年4月1日以降の健診日の時点で、札幌市に住民登録のある産婦です
- 健診の内容: 問診、診察、血圧測定、体重測定、尿検査、こころの健康チェックなどです
- 助成: 1回の健診につき5,000円を上限に、1人2回までです。上限を超えた分は自己負担です。受診回数は医師か助産師の指示に従います。治療や投薬、赤ちゃんの健診は、助成の対象外です
- 受診のしかた: 妊娠の届出のときに、保健センターで受診票を渡されます。受診票を持って医療機関か助産所で受けます。受診票が使えない医療機関や助産所もあるので、事前に確認します
産後ケア事業: 宿泊型1泊7,500円、日帰り型と訪問型は2,500円
産後ケア事業は、助産師などが産後の体調管理や育児の相談に乗る事業です。札幌市に住民登録がある赤ちゃんとお母さんが、施設に泊まる、日帰りで使う、自宅に来てもらう、のいずれかで利用できます。お母さんに心身の不調や疾患があり医療的な介入が必要な場合と、赤ちゃんかお母さんのどちらかが札幌市民ではない場合は、対象外です。赤ちゃんを預かるサービスではありません。
| 宿泊型 | 日帰り型 | 訪問型 | |
|---|---|---|---|
| 対象 | 生後6か月未満 | 生後1年未満 | 生後1年未満 |
| 基本の利用時間 | 11時から翌15時 | 11時から15時 | 9時から17時の間の2時間 |
| 料金 | 1泊7,500円(市民税非課税世帯・生活保護世帯は2,500円) | 1日2,500円(同1,000円) | 1回2,500円(同1,000円) |
| 回数の上限 | 宿泊と日帰り合わせて7日以内(1泊2日は2日間と数える) | 訪問型だけで6回以内 | |
上限を超えて使うと、助成の対象外になり、表の料金は使えません。利用時間は、施設により違う場合があります。訪問型には、食事の提供がありません。
申込みは、オンラインの予約サービスから
- 産後ケア予約サービス「テオテ産後ケア」にアクセスして、アカウントを作ります
- 妊娠・出産の情報を入れて、札幌市にオンラインで利用申請します。妊娠28週から申請できます
- 札幌市の承認通知がメールで届きます。審査に数日かかります
- 「テオテ産後ケア」にログインして、使いたい施設を登録し、予約します
- 利用します。利用後はアンケートに答えます
- 承認の前に使うと、市の助成は適用されず、全額自己負担です
- 住民税非課税世帯と生活保護世帯は、審査に時間がかかることがあるので、早めに申請するよう案内されています
- 予約は利用希望日の30日前から始まります(施設によって開始時期が違うことがあります)。一度に予約できるのは2回分までで、妊娠中の予約はできません
- キャンセルは、前営業日(平日)の午前10時までです。それ以降は、施設に利用料金を払います
- 申請のあとで他の市町村に引っ越すと、対象外です。転居先の市町村に申請します
- 令和8年度の札幌市産後ケア施設一覧に載っていない施設で受けた産後ケアは、札幌市の助成がありません
- 「あずかるこちゃん産後ケア」は、令和8年4月1日から「テオテ産後ケア」に名前が変わりました。前から使っていた人は、改めての手続きは要りません
相談窓口: 各区の保健センター
妊娠・出産の相談は、住んでいる区の保健センターで受けています(相談は無料)。受付時間は、平日の8時45分から17時15分です。
| 保健センター(区) | 住所 | 電話 |
|---|---|---|
| 中央区 | 札幌市中央区南3条西11丁目(中央区複合庁舎4階) | 011-205-3351 |
| 北区 | 札幌市北区北25条西6丁目 | 011-757-1185 |
| 東区 | 札幌市東区北10条東7丁目 | 011-711-3211 |
| 白石区 | 札幌市白石区南郷通1丁目南8番1号(白石区複合庁舎3階、4階) | 011-862-1881 |
| 厚別区 | 札幌市厚別区厚別中央1条5丁目3番2号(厚別区役所3階) | 011-895-1881 |
| 豊平区 | 札幌市豊平区平岸6条10丁目(豊平区役所内) | 011-822-2469 |
| 清田区 | 札幌市清田区平岡1条1丁目2番1号(清田区総合庁舎内) | 011-889-2047 |
| 南区 | 札幌市南区真駒内幸町1丁目 | 011-581-5211 |
| 西区 | 札幌市西区琴似2条7丁目 | 011-621-4241 |
| 手稲区 | 札幌市手稲区前田1条11丁目(手稲区役所内) | 011-681-1211 |
制度の問い合わせ先は、札幌市子ども未来局子育て支援部子育て支援課母子保健係(札幌市中央区南1条東1丁目 大通バスセンタービル1号館3階、電話011-211-2785)です。産後ケア事業の問い合わせも、同じ係です。
確認できなかったこと
産後ケア施設の一覧(PDF)に載っている施設名と、宿泊型・日帰り型・訪問型のどれをやっているかは、この記事に載せていません。母子健康手帳の交付に必要なもの、北海道外で受けた妊婦健診の償還払いの細かい手続き、妊婦のための支援給付金などは、各区の保健センターか公式ページで確認してください。
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情報源
- 札幌市子育てサイト「妊婦健診費用の一部公費負担」: https://kosodate.city.sapporo.jp/mokuteki/money/ninshin/998.html(2026年10月7日に確認)
- 「妊婦健診とは」: https://kosodate.city.sapporo.jp/mokuteki/kenko/ninshin/999.html
- 「産婦健診」: https://kosodate.city.sapporo.jp/mokuteki/kenko/shussan/12887.html
- 「札幌市産後ケア事業」: https://kosodate.city.sapporo.jp/mokuteki/kenko/shussan/1002.html(2026年4月1日更新)
- 札幌市「BCG接種について」(保健センターの住所・電話): https://www.city.sapporo.jp/hokenjo/f1kansen/bcg.html
アイキャッチ写真: AIで作成したイメージ(実在の施設ではありません)
