札幌市が公式ページ「避難場所等」で区ごとに挙げている「指定緊急避難場所兼基幹避難所」は、10区をあわせて306か所です(2026年10月時点、中央区のページは2026年6月30日更新)。災害の種類ごとに、その施設が「指定緊急避難場所」として使えるかどうかが○×で示されていて、地震は299か所、大規模な火事は289か所、洪水は279か所、土砂災害は132か所が○です。北区・東区・白石区の施設は、土砂災害が「対象外」(想定される災害がない)とされています。
10区の基幹避難所の数: 災害の種類ごとの○の数
| 区 | 基幹避難所 | 洪水が○ | 土砂災害が○ | 地震が○ | 大規模な火事が○ |
|---|---|---|---|---|---|
| 中央区 | 25 | 20 | 12(8施設は対象外) | 22 | 21 |
| 北区 | 44 | 44 | 0(44施設は対象外) | 44 | 43 |
| 東区 | 42 | 41 | 0(42施設は対象外) | 42 | 40 |
| 白石区 | 31 | 30 | 0(31施設は対象外) | 31 | 29 |
| 厚別区 | 21 | 19 | 17(3施設は対象外) | 21 | 20 |
| 豊平区 | 32 | 28 | 24(5施設は対象外) | 32 | 30 |
| 清田区 | 23 | 19 | 21(1施設は対象外) | 22 | 22 |
| 南区 | 30 | 24 | 27(0施設は対象外) | 29 | 29 |
| 西区 | 31 | 29 | 18(12施設は対象外) | 30 | 29 |
| 手稲区 | 27 | 25 | 13(12施設は対象外) | 26 | 26 |
| 計 | 306 | 279 | 132 | 299 | 289 |
表は、札幌市の「避難場所等」の区ごとのページ(10ページ)の表を、1施設ずつ数えたものです。「×」は「指定緊急避難場所の基準を満たさない施設」、「-」は「指定対象外の施設(対象となる災害が想定されない施設)」と、公式ページに凡例があります。「○※」は、危険区域に近接しているため、避難経路と周辺の状況に注意が必要な施設です。
×がひとつもない施設の数: 区ごと
「対象外(-)」を除いて、1つも「×」がない施設(想定される災害のすべてで、指定緊急避難場所として使える施設)と、1つ以上「×」がある施設の数です。区の表の○×を、1施設ずつ数えました。
| 区 | 基幹避難所 | ×がひとつもない施設 | ×が1つ以上ある施設 |
|---|---|---|---|
| 中央区 | 25 | 17 | 8 |
| 北区 | 44 | 43 | 1 |
| 東区 | 42 | 39 | 3 |
| 白石区 | 31 | 28 | 3 |
| 厚別区 | 21 | 18 | 3 |
| 豊平区 | 32 | 26 | 6 |
| 清田区 | 23 | 21 | 2 |
| 南区 | 30 | 26 | 4 |
| 西区 | 31 | 28 | 3 |
| 手稲区 | 27 | 24 | 3 |
| 計 | 306 | 270 | 36 |
北区・東区・白石区は、土砂災害が対象外のため、洪水・地震・大規模な火事の3つで○かどうかです。そのため、同じ「×がひとつもない」でも、区によって見る災害の数が違います。自宅の近くの施設を選ぶときは、その施設の行で、自分の心配な災害(地震・水害・土砂・火事)が○になっているかを、区のページで確かめます。
災害の種類ごとに「×」の施設を、区別に
同じ施設でも、災害の種類によって指定が違います。区のページの表で「×」(指定緊急避難場所の基準を満たさない施設)になっているのは、次のとおりです。学校の体育館は、ふだん避難所として思い浮かべやすいものの、火事では使えない施設が多くあります。
洪水が「×」の施設(19か所)
- 中央区: 幌南小学校、柏中学校、山鼻南小学校、宮の森中学校
- 東区: 義務教育学校福移学園
- 白石区: 東札幌小学校
- 厚別区: 厚別北中学校、厚別南中学校
- 豊平区: あやめ野小学校、旭小学校、中の島小学校、平岸中学校
- 清田区: 清田中学校
- 南区: 澄川西小学校、石山緑小学校、駒岡小学校
- 西区: 宮の丘中学校
- 手稲区: 稲穂中学校、稲穂小学校
土砂災害が「×」の施設(16か所)
- 中央区: 幌南小学校、柏中学校、山鼻南小学校、盤渓小学校、宮の森中学校
- 厚別区: 厚別南中学校
- 豊平区: 旭小学校、中の島小学校、平岸中学校
- 清田区: 清田中学校
- 南区: 澄川西小学校、石山緑小学校、駒岡小学校
- 西区: 宮の丘中学校
- 手稲区: 稲穂中学校、稲穂小学校
地震が「×」の施設(7か所)
- 中央区: 山鼻南小学校、盤渓小学校、宮の森中学校
- 清田区: 清田中学校
- 南区: 駒岡小学校
- 西区: 宮の丘中学校
- 手稲区: 稲穂中学校
大規模な火事が「×」の施設(17か所)
- 中央区: 北ガスアリーナ札幌46、円山小学校、中島中学校、柏中学校
- 北区: 北区体育館
- 東区: 栄南中学校、東区体育館
- 白石区: 札幌コンベンションセンター、白石区体育館
- 厚別区: 厚別区体育館
- 豊平区: 月寒小学校、豊平区体育館
- 清田区: 清田区体育館
- 南区: 南区体育館
- 西区: 琴似小学校、西区体育館
- 手稲区: 手稲区体育館
洪水が「-」(対象となる災害が想定されない施設)なのは、中央区の盤渓小学校、清田区の三里塚小学校・平岡公園小学校・平岡緑中学校、南区の南の沢小学校・北の沢小学校・常盤中学校、西区の手稲宮丘小学校の8施設です。
大規模な火事で×になっている施設には、北ガスアリーナ札幌46と、区体育館のうち北・東・白石・厚別・豊平・清田・南・西・手稲の各区体育館があります(中央区の表には、区の体育館の名前では載っておらず、北ガスアリーナ札幌46が載っています)。体育館が×でも、同じ区の火事の指定緊急避難場所(公園など)は別に決められているので、上の表を見ます。
地震の「指定緊急避難場所」になっていない施設: 7か所
地震について「×」とされているのは、次の7か所です。校舎や体育館があっても、指定緊急避難場所の基準を満たさないとされています。近くに住む人は、別の避難場所を事前に確かめます。
- 中央区 山鼻南小学校(南29条西12丁目1-1)
- 中央区 盤渓小学校(盤渓226番地)
- 中央区 宮の森中学校(宮の森1条16丁目5-1)
- 清田区 清田中学校(清田3条3丁目7-1)
- 南区 駒岡小学校(真駒内143番地)
- 西区 宮の丘中学校(西野3条10丁目9-1)
- 手稲区 稲穂中学校(稲穂4条2丁目18-10)
いま避難所として使えない施設: 2か所
- 東区の元町小学校(北25条東17丁目1-1): 公式ページに「体育館使用不可のため避難所として利用できません」と書かれています
- 南区の南区体育館(川沿4条2丁目2-1): 公式ページに「改修工事のため令和8年12月31日(木曜日)まで避難所として利用できません」と書かれています
危険区域に近接している施設(○※): 避難経路に注意
公式ページで「○※」とされている施設は、土砂災害警戒区域や洪水などの危険区域に近接しています。使えますが、避難経路と周辺の状況に注意するよう書かれています。
- 中央区: 大倉山小学校(土砂)、宮の森小学校(洪水・土砂)
- 白石区: 西白石小学校(洪水)、東白石小学校(洪水)
- 厚別区: もみじ台中学校(洪水・土砂)、もみじの森小学校(洪水・土砂)
- 清田区: 北野台中学校(土砂)
- 南区: 澄川小学校(土砂)、澄川中学校(土砂)、簾舞中学校(土砂)、義務教育学校定山渓学園(土砂)
- 西区: 福井野中学校(土砂)、手稲宮丘小学校(土砂)
- 手稲区: 手稲西小学校(土砂)、前田北小学校(洪水)
地域避難所と、大規模な火事の避難場所: 区ごと
基幹避難所のほかに、区のページには「地域避難所一覧」と、大規模な火事のときの「指定緊急避難場所」の一覧があります。地域避難所は、10区で339か所です。
| 区 | 地域避難所の数 | 大規模な火事の指定緊急避難場所(区のページの一覧) |
|---|---|---|
| 中央区 | 44 | 旭山記念公園、円山公園、中島公園 |
| 北区 | 37 | あいの里公園、新川中央公園、札幌新川高等学校、屯田西公園、百合が原公園、北大農場(北18条以南)、北大農場(北19条以北)、麻生球場 |
| 東区 | 53 | 札幌市スポーツ交流施設(つどーむ)、ひのまる公園、札幌市農業体験交流施設(さとらんど)、美香保公園、伏古公園 |
| 白石区 | 37 | 川下公園、アクセスサッポロ第3駐車場、北郷公園 |
| 厚別区 | 22 | 熊の沢公園、厚別公園、青葉中央公園、北星学園大学、野幌森林公園 |
| 豊平区 | 47 | 大和ハウス プレミストドーム、月寒公園、西岡公園、平岸霊園、豊平公園、北海道農業研究センター |
| 清田区 | 18 | 平岡公園、北海学園清田グラウンド、里塚霊園 |
| 南区 | 42 | 札幌啓北商業高等学校、札幌藻岩高等学校、真駒内公園、藤野公園 |
| 西区 | 25 | 宮丘公園、鉄興公園、札幌琴似工業高等学校、農試公園 |
| 手稲区 | 14 | 運転免許試験場、手稲稲積公園、前田森林公園 |
火事の指定緊急避難場所は、公園や大学・高校のグラウンドなど、広い場所が中心です。これも、事前の指定で、実際の火災のときの避難先は、消防や市の呼びかけに従います。
避難場所の種類を、まず分けて覚える
- 指定緊急避難場所兼基幹避難所: 学校などの体育館が中心で、この記事で数えた表です。災害の種類ごとに○×が決まっています
- 地域避難所: 区のページに「地域避難所一覧」が別にあります(10区で339か所)。災害の種類ごとの○×の列はありません
- 指定緊急避難場所(大規模な火事): 区のページに別の一覧があります。たとえば中央区は、旭山記念公園、円山公園、中島公園が載っています
- 一時避難場所: 市内のすべての公園が指定されています(公園検索システムで探せます)
調べ方: 札幌市避難場所マップ
各区のページの先頭に、「札幌市避難場所マップ(さっぽろ防災ポータルへのリンク)」があります。住所から、自宅の近くの避難場所を地図で探せます。区のページの表は、施設名と所在地、災害の種類ごとの○×の一覧で、各区のページを開いてください。
確認できなかったこと
この記事は、基幹避難所の表の○×を数えたもので、各施設の収容人数や、開設される条件、ペットを連れて入れるかどうかは、区のページの表には書かれていません。福祉避難所は、区のページの一覧には載っていないので、この記事では数えていません。災害の種類ごとの○は、事前の指定で、実際の災害のときの開設は、市の発表に従います。
関連記事
情報源
- 札幌市「避難場所等(中央区)」: cyuuou.html(2026年6月30日更新)/北区: kita.html/東区: higasi.html/白石区: siroisi.html/厚別区: atubetu.html
- 豊平区: toyohira.html/清田区: kiyota.html/南区: minami.html/西区: nisi.html/手稲区: teine.html(いずれも2026年10月6日に確認)
アイキャッチ写真: 地図と方位磁石(AIで作成したイメージ)
